クイーンズガーデン（2007年生、母グルカッシュ）

クイーンズガーデン（2007年3月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「女王様の庭園」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時15歳）と交配したグルカッシュが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方6戦4勝。主な勝ち鞍は2010年の一般C3-1。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

3月7日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

4月24日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

5月23日、中3週で迎えた3戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 雨/良）に出走。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい17着に敗れた。

8月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（門別ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフウシカデンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月31日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3-3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のシルキーブリスに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月21日、中2週で迎えた6戦目は、一般C3-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るデルマドミティアを途轍もない末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月14日、中2週で迎えた7戦目は、うまレターオータムカップ賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた8戦目は、ホテル四季の風賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3-1（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルキーブリスに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

4歳（2011年）

1月22日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって17着に敗れた。

1月30日、連闘で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雪/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。