グランドストローク（2017年生、母アイランズギフト）

グランドストローク（2017年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「一度コートにバウンドして跳ね上がったボールを打つ事(テニス用語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時11歳）と交配したアイランズギフトが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は藤春修二。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤春修二から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって399.6万円で落札された。

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月26日、デビュー戦は原田和真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は442kg。17頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた2戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた3戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

3歳（2020年）

1月13日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

1月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武藤雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で武藤雅騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武藤雅騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた9戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武藤雅騎手（6戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のヴェーラに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月4日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（8戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武藤雅騎手（9戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったスイにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

10月25日、中2週で迎えた14戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

12月6日、中5週で迎えた15戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

4歳（2021年）

2月6日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

3月21日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（10戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5月1日、中1週で迎えた19戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

7月3日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（12戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

7月13日、中0週で迎えた21戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ文月賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

9月11日、中8週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（13戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

9月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（14戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（15戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

10月24日、連闘で迎えた25戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウツワブキを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

11月7日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（16戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったゴールドフィンガーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

12月4日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（17戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のトーセンニックを半馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

12月26日、中2週で迎えた28戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの冬至特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

5歳（2022年）

1月23日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた30戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入った。

3月20日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（18戦2勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したジャスパーゴールドに半馬身届かず2着となった。

4月17日、中3週で迎えた33戦目は、4歳以上2勝クラスのラジオ福島賞（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（19戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた34戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

12月3日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた35戦目は、3歳以上2勝クラスの鹿島特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（20戦2勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

12月28日、中3週で迎えた36戦目は、3歳以上2勝クラスのベストウィッシュカップ（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

6歳（2023年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた37戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（21戦2勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

2023年1月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

2月10日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた38戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、香雪蘭特別（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた39戦目は、下萌特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

2021年7月20日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。