テイエムアモーレ（2008年生、母ロイヤルキャニオン）

テイエムアモーレ（2008年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋愛（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時14歳）と交配したロイヤルキャニオンが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信成牧場。戦績は、中央平地24戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、信成牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、竹園正継によって525万円で落札された。

小島貞博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月19日、デビュー戦は田嶋翔騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたアグネスアンジュ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

3歳（2011年）

1月10日、中2週で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

2月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジリジリと前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のレーガンを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

6月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

7月31日、中6週で迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

8月14日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着を確保した。

8月27日、中1週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

9月18日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林慎一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

10月22日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林慎一郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。4着に入った。

11月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の飛揚特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林慎一郎騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったリネンパズルからハナ差の2着となった。

12月4日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林慎一郎騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンボンプアンを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

12月24日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の宗像特別（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林慎一郎騎手（6戦1勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

4歳（2012年）

2月26日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林慎一郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた15戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり18着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた16戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

7月7日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず17着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた18戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

9月2日、中4週で迎えた19戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

10月20日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

5歳（2013年）

2月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい17着に敗れた。

4月14日、中7週で迎えた22戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた23戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

9月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。