プライムムーバー（1997年生、母サンデーフロース）

プライムムーバー（1997年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時13歳）と交配したサンデーフロースが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着3回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

9月4日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた2戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったシルクエンペラーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したニシノアラウンドを捕まえ切れず、3馬身半差の2着となった。

3歳（2000年）

1月16日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3月25日、中9週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた6戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマルチトップ特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のリンクテイオーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

7月30日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた8戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、スズノカイザーに3/4馬身交わされて2着となった。

9月9日、中1週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の千歳特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4歳（2001年）

2月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた13戦目は、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

5月26日、中8週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた16戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のディアマンブルーに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月25日、中7週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

11月24日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

5歳（2002年）

4月30日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、爽春特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた20戦目は、緑樹特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた21戦目は、新樹特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。