カブトフドオ（1995年生、母トカチライン）

カブトフドオ（1995年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時21歳）と交配したトカチラインが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道中川郡池田町、生産者は高橋正三。戦績は、中央平地18戦0勝、中央障害10戦3勝2着1回。1999年の牛若丸ジャンプステークス(障害5歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

8月10日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた3戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は金折知則騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

10月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

10月25日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で金折知則騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

12月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で金折知則騎手（7戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

3歳（1998年）

4月5日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で金折知則騎手（8戦0勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

4月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で金折知則騎手（9戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で金折知則騎手（10戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は川合達彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

10月17日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1000m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた17戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

11月28日、中1週で迎えた18戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のオーソリティーをハナ差制して待望の初白星を挙げた。

12月5日、連闘で迎えた19戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は合谷喜壮騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のオーソリティーをハナ差制して2勝目を挙げた。

4歳（1999年）

1月9日、中2週で迎えた21戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で合谷喜壮騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったデピュティスズカから1馬身半差の2着に敗北した。

1月30日、中2週で迎えた22戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で合谷喜壮騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた23戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で合谷喜壮騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月17日、中8週で迎えた24戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝3170m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で合谷喜壮騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた25戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 雨）に出走。鞍上は6戦連続で合谷喜壮騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のシンメイライコウをクビ差制して3勝目を手中に収めた。

5月16日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で合谷喜壮騎手（7戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月29日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に61kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で合谷喜壮騎手（8戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 雨）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で合谷喜壮騎手（9戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。