ジョージビューティ（1992年生、母ミヤマビユーテイー）

ジョージビューティ（1992年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のミルジヨージ（当時17歳）と交配したミヤマビユーテイーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）大宮牧場。戦績は、中央平地7戦1勝2着2回。1995年のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別(牝G2)で2着に入った他、1995年のフラワーカップ(牝G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

1月29日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタケノアイリスに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月11日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

3月4日、中2週で迎えた3戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月18日、中1週で迎えた4戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 小雨/不良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したイブキニュースターに半馬身届かず2着となった。

4月30日、中5週で迎えた5戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたサイレントハピネス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月21日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

4歳（1996年）

5月25日、約12か月半の休み明けで迎えた7戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。