アサギヌ（2000年生、母シートゥシャイニングシー）

アサギヌ（2000年3月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「麻衣（麻で作った着物）」。毛色は栗毛。種牡馬のジェネラス（当時12歳）と交配したシートゥシャイニングシーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河日成牧場。戦績は、中央平地10戦2勝。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浦河日成牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、宮崎忠比古によって703.5万円で落札された。

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

8月10日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月8日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエニウェイゴーズを凄まじい末脚で半馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2003年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

4月27日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2004年）

1月5日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

1月25日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエフテージェニーに1馬身1/4の差をつけて2勝目をマークした。

2月22日、中3週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい6着に終わった。

11月21日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。