カゼノヴィーナス（2001年生、母リスクフローラ）

カゼノヴィーナス（2001年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「風の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のデヒア（当時10歳）と交配したリスクフローラが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は山下恭茂。戦績は、地方14戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の一般C3 16。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ダイヤモンドファームから「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、山下恭茂から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、栗嶋豊明によって315万円で落札された。

小原典夫厩舎（金沢）へ入厩。

3歳（2004年）

11月15日、デビュー戦は鬼束亮騎手を鞍上に据えて、3歳B5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた2戦目は、一般C3 11（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた3戦目は、一般C3 16（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトウジンケイイチに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月13日、連闘で迎えた4戦目は、一般C3-8（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鬼束亮騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

4歳（2005年）

1月2日、中2週で迎えた5戦目は、一般C3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鬼束亮騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

4月5日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、一般C5-5（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鬼束亮騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

4月10日、連闘で迎えた7戦目は、一般C5-8（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鬼束亮騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月19日、連闘で迎えた8戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜ゴールド（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

4月24日、連闘で迎えた9戦目は、一般C5-8（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシルキーアークを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

5月3日、連闘で迎えた10戦目は、一般C5-4（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、後続との差を5馬身以上キープして、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた11戦目は、一般C5-4（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、最後はイラーヴァティと並んで3着同着となった。

6月14日、中1週で迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバハマクールに1馬身半の差をつけて優勝

6月26日、中1週で迎えた13戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。