マイトレジャー（2001年生、母アフタービート）

マイトレジャー（2001年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「私の宝物」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時8歳）と交配したアフタービートが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地22戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、堀越毅一によって1,680万円で落札された。

前田禎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

6月28日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1000m 小雨/不良）に出走。馬体重は492kg。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

8月23日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

9月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着を確保した。

10月18日、中3週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタニオブザテンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2004年）

3月27日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた7戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山藤賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

8月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の白山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

10月17日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦1勝）。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では賦性のガッツでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

10月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた14戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。17頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

12月19日、中4週で迎えた15戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたメイショウトキムネ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4歳（2005年）

1月8日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はゲイリーミニスターと並んで2着同着となった。

4月17日、中9週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

4月23日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

10月9日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた20戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（6戦1勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の赤湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月10日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上500万下の志摩特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（7戦1勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。