アサカハイラップ（1990年生、母トウシヨウレデイ）

アサカハイラップ（1990年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時11歳）と交配したトウシヨウレデイが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）飛渡牧場。戦績は、中央平地9戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の安達太良ステークス。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

1月30日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は494kg。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のダービーボンバーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月4日、中5週で迎えた3戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラストウェーブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（1994年）

3月13日、約11か月半の休み明けで迎えた4戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったディスプレジャーをクビ差捉え切れず2着となった。

4月17日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、5歳以上900万下の舞浜特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一気に末脚を伸ばして、最後は2着のダービーボンバーに1馬身1/4の差をつけて優勝

5月22日、中2週で迎えた7戦目は、欅ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

6月25日、中4週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の阿武隈ステークス（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた9戦目は、安達太良ステークス（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は土谷智紀騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のモンチッチに2馬身の差をつけて4勝目を収める