ウインラザント（1998年生、母プリンセスロマンス）

ウインラザント（1998年2月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時11歳）と交配したプリンセスロマンスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は上田精三。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方9戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の一般C3。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「北海道7月当歳市場サラブレッド当歳」に上場され、ティーエムインターナショナルによって2,310万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額3,200万円（16万×200口）で一口馬主が募集された。

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

12月2日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた2戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた3戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

3歳（2001年）

5月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。17頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたウメノアクア決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

6月30日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

8月19日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で嘉藤貴行騎手（5戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（6戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた11戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（7戦0勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

5歳（2003年）

1月25日、約15か月半の休養明けで迎えた13戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

3月22日、中7週で迎えた14戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

5月3日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、一般C3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタテヤマヒーローを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

5月18日、中1週で迎えた16戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた17戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下康一騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3-6（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下康一騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた19戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた20戦目は、長嶋和彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3-6（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3-6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長嶋和彦騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3-6（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長嶋和彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。