パンタレイ（2009年生、母メダーリア）

パンタレイ（2009年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「万物は流転する（ギリシャ語）」。毛色は芦毛。種牡馬のフィガロ（当時14歳）と交配したメダーリアが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方21戦3勝2着2回。2012年の京浜盃(S2)に勝利する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

林隆之厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2011年）

11月10日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は521kg。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ビーユアエンジェルに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月12日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディーエスラッパーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2012年）

1月1日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったロンドンアイに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

1月26日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦のガーネットフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミステリアスパワーに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月3日、中4週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドメダルに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月9日、中5週で迎えた7戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

4歳（2013年）

4月17日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、若草特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月22日、中4週で迎えた9戦目は、青葉特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた10戦目は、パール特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

8月1日、中6週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ペッパーツリー賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

12月7日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

5歳（2014年）

1月13日、中4週で迎えた13戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の舞鶴特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

2月22日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

5月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg戻して迎えた15戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、青葉特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた16戦目は、入梅特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた17戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

7月22日、中2週で迎えた18戦目は、ルビースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

12月17日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、サンタクロース特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

6歳（2015年）

1月1日、中1週で迎えた20戦目は、迎春盃（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

1月26日、中3週で迎えた21戦目は、睦月特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた22戦目は、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた23戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、駿風スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の爽春特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月29日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の昭和の日特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。