クラウンジュエル（2022年生、母ジャスティシア）

Crown Jewel

2022.03.28

クラウンジュエル（2022年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「経営学用語。敵対的買収への対抗手段の一つ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサトノクラウン（当時10歳）と交配したジャスティシアが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はナカノファーム。

経歴

デビュー前

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

11月10日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた2戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

3歳（2025年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

3月5日、中7週で迎えた4戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマーチフラワー賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

4月19日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は長浜鴻緒騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

4月27日、連闘で迎えた6戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

8月20日、中5週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/重）に57kgの斤量を背負って出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったクリナッチに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/稍重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた10戦目は、グランシャリオドリーム62（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた11戦目は、阿岸潤一朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月21日、中1週で迎えた12戦目は、グランシャリオドリーム74（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は石川倭騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエメラルドシティーにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中1週で迎えた13戦目は、全道PKグランプリ賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた14戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて、最後は2着のブラックビートを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。