サウンドエスカード（1999年生、母キートウザキープ）

サウンドエスカード（1999年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のエブロス（当時13歳）と交配したキートウザキープが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は飯岡牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方19戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飯岡牧場から「北海道11月市場サラブレッド2歳」に上場され、増田雄一によって525万円で落札された。

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

4月21日、デビュー戦は畑端省吾騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は416kg。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず12着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた2戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

10月12日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

11月17日、中4週で迎えた4戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したライトスピードを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中2週で迎えた5戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアンバーボーイに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月31日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

4歳（2003年）

1月13日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカイキンショウに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月21日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のブンブクミッチャンを3/4馬身振り切って3勝目をマークした。

4月20日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦2勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（8戦2勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（9戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ベルグプリズムに半馬身交わされて2着となった。

7月6日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で倉富隆一郎騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

7月27日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉富隆一郎騎手（11戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で倉富隆一郎騎手（12戦2勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

9月6日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で倉富隆一郎騎手（13戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月26日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で倉富隆一郎騎手（14戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

11月16日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で倉富隆一郎騎手（15戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クリムソンスターに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月7日、中2週で迎えた22戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。