グラリッチ（2019年生、母トップレディスター）

グラリッチ（2019年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名(グランデ)より+裕福、豊かな」。毛色は栗毛。種牡馬のトビーズコーナー（当時11歳）と交配したトップレディスターが23歳のときに産んだ15番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は森政巳。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C4-3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、森政巳から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、グランデファームによって385万円で落札された。2歳のとき、グランデファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

5月7日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

7月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

4歳（2023年）

5月24日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコリュウカゲミツに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月8日、中1週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-1（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた5戦目は、宮内勇樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3-3（門別ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のグッデーサイレンスに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

デビュー前

川島洋人厩舎（北海道）へ入厩。

7月27日、デビュー戦は宮内勇樹騎手を鞍上に据えて、優駿の里安平町アサヒメロン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番ゲートからスタート。出走取消となった。

5歳（2024年）

4月18日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、ペテガリ岳賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮内勇樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

5月1日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた7戦目は、たきのうえ芝ざくらまつり賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮内勇樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。