タイビクトリー（1989年生、母タイブラッサム）

タイビクトリー（1989年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のレシテイシヨン（当時11歳）と交配したタイブラッサムが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）メイタイ牧場。戦績は、中央平地31戦1勝2着3回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

9月8日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は484kg。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は田島信行騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

11月23日、連闘で迎えた6戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイネルデザイアーに半馬身交わされて2着となった。

12月14日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

3歳（1992年）

4月25日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（6戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田島信行騎手（7戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島信行騎手（8戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた12戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（9戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

7月12日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（10戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた15戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1000m 雨/重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したミヤノスカーレットを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

8月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月30日、連闘で迎えた17戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた18戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

9月20日、連闘で迎えた19戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

9月26日、連闘で迎えた20戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安田康彦騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた21戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシンメイモンをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（1993年）

4月3日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったチトセランドにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

5月15日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋康之騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

6月5日、連闘で迎えた26戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

6月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、5歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

7月4日、連闘で迎えた28戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた29戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月21日、中4週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は塩村克己騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

12月12日、約3か月の休養明けで迎えた32戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

5歳（1994年）

5月22日、約5か月半の休養明けで迎えた33戦目は、5歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。