ヤマニンアーマー（2008年生、母ヤマニンファセット）

ヤマニンアーマー（2008年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋鎧兜」。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニンセラフィム（当時9歳）と交配したヤマニンファセットが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地26戦2勝、中央障害6戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月13日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

12月26日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝2000m 雪/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

3歳（2011年）

1月5日、中0週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

2月26日、中6週で迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のカシノウィンドをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月27日、中3週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフリージア賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の恵山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

8月21日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

10月30日、中9週で迎えた9戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の雨飾山特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

4歳（2012年）

3月4日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝2200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月17日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

4月29日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

6月24日、中4週で迎えた15戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニシノボレロに2馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

8月19日、中7週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

9月22日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

10月13日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

12月1日、中6週で迎えた19戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の再度山特別（阪神芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた20戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の猪名川特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

5歳（2013年）

2月16日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

3月3日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

4月27日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

6月29日、中8週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

8月11日、中5週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下のシンガポールターフクラブ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

9月29日、中6週で迎えた27戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったニジブルームから半馬身差の2着となった。

11月3日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイアンラチェットからアタマ差の2着に甘んじた。

11月23日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルフィエスタをハナ差制して久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6歳（2014年）

9月6日、約9か月半の休養明けで迎えた31戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月18日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。