ツァーリ（2011年生、母グランドアメリフローラ）
Tsar
2011.02.08
ツァーリ（2011年2月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「皇帝（ロシア語）」。毛色は栗毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時16歳）と交配したグランドアメリフローラが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の2歳未勝利。
経歴
デビュー前
1歳のとき、タイヘイ牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。
羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2013年）
8月18日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、マルカロゼッタに交わされて2馬身差の2着となった。
8月31日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のライトオブホープを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。
10月5日、中4週で迎えた3戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。
3歳（2014年）
5月25日、約7か月半の休み明けで迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。
7月6日、中5週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。
8月17日、中5週で迎えた6戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。
4歳（2015年）
1月12日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。
1月25日、中1週で迎えた8戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に終わった。
2月21日、中3週で迎えた9戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。
3月15日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。
4月11日、中3週で迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。
5月2日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（5戦1勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。
6月17日、中6週で迎えた13戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。
7月17日、中3週で迎えた14戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、ヒマワリ賞（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。
5歳（2016年）
5月2日、約9か月半の休養明けで迎えた15戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。
6月21日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。
7月6日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で實川純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。
7月21日、中1週で迎えた18戦目は、スカパー!南関東地方競馬チャンネル賞（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で實川純一騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。
8月9日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2四五（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は岡村健司騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。
9月6日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。