プラスワン（2011年生、母スペシャルイヤー）

プラスワン（2011年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「プラス１」。毛色は栗毛。種牡馬のアサクサデンエン（当時12歳）と交配したスペシャルイヤーが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は青森県、生産者は太田ファーム。戦績は、中央平地15戦0勝、中央障害5戦0勝2着3回、地方5戦3勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上B2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、太田ファームから「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、西村新一郎によって136.5万円で落札された。

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

9月14日、デビュー戦は原田和真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

12月22日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

3歳（2014年）

3月2日、中9週で迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた5戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

6月19日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリワードグリンに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた10戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフラッシュパッカーを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って断然人気に応えた。

9月3日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマジカルドラゴンを半馬身振り切って3勝目を手にした。

10月26日、中7週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた14戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

4歳（2015年）

1月18日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4月11日、中8週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（7戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた18戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月9日、中1週で迎えた19戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて17着に終わった。

7月19日、中7週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は草野太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で草野太郎騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスノードンから2馬身差の2着となった。

11月1日、中7週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で草野太郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンフランキーから半馬身差の2着となった。

11月15日、中1週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で草野太郎騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイティテイオーから約13馬身差の2着に敗北した。