リターンギフト（2018年生、母ヒラボクウィン）

リターンギフト（2018年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「お返しの贈り物。本馬のバースデイより連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時8歳）と交配したヒラボクウィンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。2020年のルビー特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

4月15日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は388kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ミッドナイトクロスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマナバレンシアに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月14日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのルビー特別（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず3着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（4戦1勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月11日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスのりんどう賞（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

10月18日、連闘で迎えた7戦目は、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

12月6日、中6週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのさざんか賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3歳（2021年）

2月6日、中8週で迎えた9戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた10戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた11戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

8月8日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた13戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

10月31日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラスの十日町特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く17着に終わった。

2021年11月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2022年）

4月11日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。