ホクトミラクル（1996年生、母ホクトスキャット）

ホクトミラクル（1996年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時12歳）と交配したホクトスキャットが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地38戦3勝2着2回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2000年の初霜特別(900万下)。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

11月8日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ロードウィステリアに交わされて3馬身差の2着となった。

11月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（1999年）

1月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のマルチフレンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るビーモデルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月6日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月4日、中1週で迎えた9戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

6月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（8戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月3日、連闘で迎えた11戦目は、4歳500万下のグラジオラス賞（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（9戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（10戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（11戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（12戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のボーンスターに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

9月26日、中2週で迎えた15戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（13戦2勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

12月25日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大塚栄三郎騎手（14戦2勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

4歳（2000年）

1月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の初茜賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

4月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の桜木特別（福島芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（15戦2勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5月13日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の郡山特別（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（16戦2勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（17戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の初蛍特別（東京芝1400m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（18戦2勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の三春駒特別（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（19戦2勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のリトルダンサーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

8月5日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（20戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったツジノワンダーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月19日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVKテレビ賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

12月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上900万下の香取特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（21戦3勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（22戦3勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のダイワバーミンガムを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

5歳（2001年）

5月4日、約4か月半の休み明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（23戦4勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（24戦4勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八雲特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（25戦4勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた31戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月16日、約4か月の休養明けで迎えた33戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

6歳（2002年）

1月20日、中4週で迎えた34戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の東雲賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

6月22日、約5か月の休養明けで迎えた35戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた36戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三春駒特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月9日、約3か月半の休み明けで迎えた38戦目は、3歳以上1000万下の水郷特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた39戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。