カルストンエイカン（1985年生、母イーデンフアスト）

カルストンエイカン（1985年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンサーズイメージ（当時20歳）と交配したイーデンフアストが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）飯田牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1987年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

8月16日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったブリングスハピネスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヤマノオラシオンを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月7日、中2週で迎えた6戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下の白菊賞（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

3歳（1988年）

3月13日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は河内洋騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた10戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（京都芝1600m 外回り晴/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた11戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のこでまり賞（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた12戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神芝1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

4歳（1989年）

1月28日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

2月5日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したキーフラワーに半馬身届かず2着に敗北した。

4月1日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、ヤマトビューテイに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

4月23日、中2週で迎えた18戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（新潟ダート1200m 小雨/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったスリーノーブルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。