ブラックスキャット（2012年生、母トーホウスキャット）

ブラックスキャット（2012年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青毛。種牡馬のトーホウエンペラー（当時16歳）と交配したトーホウスキャットが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。戦績は、地方30戦5勝2着3回。2015年の新春ペガサスカップ(地方重賞)に勝利した他、2015年の梅桜賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

原口次夫厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2014年）

8月22日、デビュー戦は八木直也騎手を鞍上に据えて、2歳（名古屋ダート800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は431kg。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた2戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（名古屋ダート800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったレーヌフェアリーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月10日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るワカクモジャパンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月22日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の百舌特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るレーヌフェアリーを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

11月6日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のセレクトゴールド3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のセレクトゴールド4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のホウライショコラに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

12月19日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦の若獅子特別（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハナノパレードを半馬身振り切って4勝目を奪取した。

3歳（2015年）

1月14日、中3週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のファストボーイをハナ差振り切って優勝

2月11日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の梅桜賞（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったトーコーヴィーナスに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月12日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月21日、中5週で迎えた11戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（5戦3勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったハナノパレードに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

6月5日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

11月2日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた14戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、晩秋特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた15戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた16戦目は、射手座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4歳（2016年）

2月2日、中5週で迎えた18戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、東海スーパージョッキーズ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦のジュウニヒトエ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は八木直也騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた20戦目は、コノハズク賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた21戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた22戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた23戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた24戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月25日、連闘で迎えた26戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた27戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた28戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた29戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた30戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、朱雀神賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。