プリンセスエビータ（1996年生、母アイドルシンガー）

プリンセスエビータ（1996年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のゴールデンフェザント（当時10歳）と交配したアイドルシンガーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）新井牧場。戦績は、中央平地38戦1勝。主な勝ち鞍は1998年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、若草畜産から「両国市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって525万円で落札された。

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

6月14日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1000m 小雨/良）に出走。馬体重は424kg。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月1日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

8月16日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

9月13日、中3週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

9月27日、中1週で迎えた6戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るタカノミルクを強烈な末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

10月18日、中2週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月29日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上はM.ロバーツ騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3歳（1999年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた10戦目は、4歳500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は的場均騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた12戦目は、4歳500万下の八重桜賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

7月31日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月18日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月20日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上はM.ロバーツ騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入った。

12月26日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4歳（2000年）

1月15日、中2週で迎えた20戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/重）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

3月5日、中6週で迎えた21戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の伊勢特別（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた22戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた23戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた24戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月20日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた26戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

10月7日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（6戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

12月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた33戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5歳（2001年）

1月20日、中4週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤年毅騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤年毅騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

3月31日、中6週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雪/不良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（7戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

4月7日、連闘で迎えた37戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた38戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。