クリダリア（1986年生、母ライラツクポイント）

クリダリア（1986年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニチドウアラシ（当時10歳）と交配したライラツクポイントが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地27戦2勝2着2回。1989年のフラワーカップ(牝G3)で2着に入った他、1989年のフローラステークス(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

飯塚好次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

9月18日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は424kg。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のハシノサンダーを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月20日、中2週で迎えた4戦目は、3歳400万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブロンズスターを半馬身振り切って2勝目をゲットした。

12月17日、中3週で迎えた5戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のテレビ東京賞3歳牝馬ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

3歳（1989年）

1月5日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのフローラステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（3戦2勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

1月29日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（4戦2勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（中山芝1600m 外回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（5戦2勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（6戦2勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、リアルサファイヤに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月30日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（7戦2勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は菅原泰夫騎手（1戦0勝）。24頭立ての22番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

10月1日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた13戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた14戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は的場均騎手（8戦2勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

4歳（1990年）

11月4日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（9戦2勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（10戦2勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（11戦2勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

5歳（1991年）

1月12日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の初茜賞（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（12戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（13戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリトルジャイアントにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

2月10日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（14戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の常陸特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（15戦2勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月30日、中3週で迎えた23戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山芝1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

5月18日、中6週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の是政特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

6月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（16戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

7月7日、中3週で迎えた26戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下のアカシヤステークス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のUHB賞（札幌芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は的場均騎手（17戦2勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。