フォーリングレイス（2001年生、母シルキーミミ）

フォーリングレイス（2001年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「優美になる」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラッシングジョン（当時16歳）と交配したシルキーミミが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ムラカミファーム。戦績は、中央平地32戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

10月19日、デビュー戦は伊藤暢康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

3歳（2004年）

1月10日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤暢康騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤暢康騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤暢康騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

2月29日、中2週で迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（6戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

4月25日、中2週で迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（8戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた12戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入った。

7月3日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の闘志でゴールまで頑張り、4着に入った。

9月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はケイコモアーと並んで2着同着となった。

10月3日、連闘で迎えた15戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

10月23日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は南田雅昭騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のマヤノセイリュウを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月4日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（2戦1勝）。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた19戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

4歳（2005年）

1月23日、中3週で迎えた20戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。

12月4日、約10か月半の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は南田雅昭騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

5歳（2006年）

1月8日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

4月1日、中6週で迎えた24戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた26戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず14着に終わった。

10月1日、約4か月半の休養明けで迎えた27戦目は、L.イネス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の津田沼特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた28戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

6歳（2007年）

7月28日、約8か月の休み明けで迎えた30戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり18着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた31戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

10月20日、中6週で迎えた32戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。