ウインルーア（2018年生、母コスモエルデスト）

ウインルーア（2018年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+アイルランド伝説の女戦士Inghen Ruaidhより」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドシップ（当時9歳）と交配したコスモエルデストが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月13日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず11着に敗れた。

7月25日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアークライトに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月5日、中5週で迎えた3戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山武史騎手（3戦1勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3歳（2021年）

3月13日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝2000m 雨/不良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた7戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

9月5日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた9戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアラモードバイオを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って2勝目を掴み取った。

10月31日、中3週で迎えた10戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの国立特別（東京芝1600m 小雨/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた12戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの尾張特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

4歳（2022年）

1月23日、中4週で迎えた14戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの西尾特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた15戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの天竜川特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に終わった。

9月24日、約7か月半の休養明けで迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの夕月特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの三田特別（阪神芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの蛍池特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

12月28日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスのフォーチュンカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5歳（2023年）

1月22日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの西尾特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

2月26日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

7月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの松島特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は原優介騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた23戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた24戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた25戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2023ワールドオールスタージョッキーズ第4戦（札幌芝1800m 曇/重）に出走。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月23日、中3週で迎えた26戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの九十九里特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

11月4日、中5週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた28戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのチバテレ杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

6歳（2024年）

1月14日、中4週で迎えた30戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた31戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの許波多特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に終わった。

2024年2月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。