キャネル（2021年生、母レッドラヴィータ）

Cannelle

2021.02.22

キャネル（2021年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「シナモン(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のBricks and Mortar（当時7歳）と交配したレッドラヴィータが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、落合幸弘によって6,600万円で落札された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

6月25日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月26日、中8週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮し、4着に入った。

9月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったロードヴェスパーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（2024年）

3月2日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月27日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリアルビギニングに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。