シベリアンブルー（2000年生、母Raise a Ten）

シベリアンブルー（2000年4月10日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「シベリアの青い海をイメージして」。毛色は栗毛。種牡馬のサザンヘイロー（当時17歳）と交配したRaise a Tenが22歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地17戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

10歳のとき、天羽禮治牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月1日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

3月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4月26日、中4週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキスユアドリームを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

5月31日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 雨/重）に出走。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

7月13日、中5週で迎えた5戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（1戦1勝）。17頭立ての9番人気で大外17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

8月31日、中3週で迎えた7戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 小雨/重）に出走。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた8戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に終わった。

4歳（2004年）

4月4日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月24日、中2週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の六日町特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、5着に入り込んだ。

8月8日、中6週で迎えた13戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

9月26日、中6週で迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

10月23日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の赤湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

12月25日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず13着に終わった。