ノーリミッツ（2016年生、母フェステロマーネ）

ノーリミッツ（2016年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「限界無し」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のナカヤマフェスタ（当時10歳）と交配したフェステロマーネが20歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は岡本昌市。2021年のイルミネーションジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で3着に入った他、2021年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡本昌市から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山内邦一によって442.8万円で落札された。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月30日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は424kg。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

12月1日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

3歳（2019年）

3月9日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（4戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

3月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で古川吉洋騎手（5戦0勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

4月20日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で古川吉洋騎手（6戦0勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

6月23日、中8週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（7戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

7月28日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（8戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、ギフトオブアートに交わされて2馬身差の2着となった。

8月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（9戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモーンストルムを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月26日、中9週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（10戦1勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた13戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4歳（2020年）

3月21日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた16戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

6月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（11戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（12戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月18日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（13戦1勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

12月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

5歳（2021年）

1月11日、中3週で迎えた21戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

1月30日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラスの脊振山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた23戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

5月22日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/重）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

6月13日、中2週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のイッツリットに約13馬身の大差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

8月14日、中4週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月4日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6歳（2022年）

1月8日、中4週で迎えた29戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月12日、中8週で迎えた30戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で北沢伸也騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月23日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（福島障害芝3350m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた32戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（中京障害芝3900m 晴/重）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。