オウエイバスター（2008年生、母マークアップ）

オウエイバスター（2008年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名（馬主のイニシャル）＋並外れた人」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオンファイア（当時5歳）と交配したマークアップが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大原ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

10月30日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシゲルテイトクを別次元の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月20日、中2週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

12月11日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

6歳（2014年）

4月26日、約41か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた5戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

6月14日、中4週で迎えた6戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず14着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7歳（2015年）

2月7日、約7か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は長岡禎仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

2月22日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

3月29日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 雨/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。