トーセンアイトーン（2015年生、母ノヴァホーク）

トーセンアイトーン（2015年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ギリシャ神話の太陽神の馬の名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時21歳）と交配したノヴァホークが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2019年の中京スポニチ賞(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、島川隆哉によって8,640万円で落札された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

1月21日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

3月11日、中6週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のロードゴラッソに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

4月21日、中5週で迎えた3戦目は、3歳500万下のあずさ賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアルムフォルツァに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したヴァントシルムに半馬身届かず2着に敗北した。

7月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったモクレレに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月27日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の岩船特別（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のナムラドノヴァンを3/4馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

11月24日、中3週で迎えた7戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2019年）

1月19日、中3週で迎えた9戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のミヤジユウダイに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手にした。

2月17日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

5月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6歳（2021年）

3月20日、約22か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。