ミナミノヤマト（1997年生、母ファイネストシティ）

ミナミノヤマト（1997年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時12歳）と交配したファイネストシティが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ターフィー牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着3回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の霞ケ浦特別(900万下)。

経歴

デビュー前

増沢末夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

1月30日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、パーフェクトライフに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

2月12日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウショウトリガーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月4日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下の水仙賞（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

4月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のたけのこ賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

10月7日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のビッグサイレンスに7馬身の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

11月11日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の福島放送賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のシャングリラ賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、アドマイヤチャンプに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の稲毛特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のケイアイドーベルをアタマ差振り切って3勝目を手中に収めた。

4歳（2001年）

1月22日、中3週で迎えた11戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた12戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

6月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の福島テレビ杯（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

5歳（2002年）

2月24日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた15戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（4戦2勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

4月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のテレビ埼玉杯（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白馬岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったガッツフィニッシュにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

5月18日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい13着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた20戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

7月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の彦星賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

6歳（2003年）

2月14日、約7か月半の休養明けで迎えた22戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、梅見月特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

2月25日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の如月特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

4月3日、中4週で迎えた24戦目は、薮口一麻騎手を鞍上に迎えて、春馬特別（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた25戦目は、薫風特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で薮口一麻騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。