ベストウォリア（1999年生、母マサノジョージ）

ベストウォリア（1999年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のベストタイアップ（当時7歳）と交配したマサノジョージが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、中央障害6戦2勝。2003年の淀ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、猪野毛牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、山田英男によって525万円で落札された。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

1月6日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

2月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた4戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた5戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた7戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた8戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は金折知則騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

9月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で金折知則騎手（6戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で金折知則騎手（7戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

11月30日、中2週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で金折知則騎手（8戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。13着に敗れた。

4歳（2003年）

1月19日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のスナークバクシンに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月15日、中1週で迎えた18戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で岩崎祐己騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリロバリーに5馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

3月15日、中3週で迎えた19戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で岩崎祐己騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月5日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 小雨）に出走。鞍上は金折知則騎手（9戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に沈んだ。