メモリダンサー（2008年生、母メモリアルキッス）

メモリダンサー（2008年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時9歳）と交配したメモリアルキッスが11歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）富川田中牧場。戦績は、地方28戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年のアタックチャレンジ( 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富川田中牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

谷口常信厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

6月10日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

7月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

7月28日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

8月12日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスメルスイートにハナ差届かず2着となった。

8月26日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサウスワンダーをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

9月9日、中1週で迎えた6戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエルピスに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月30日、連闘で迎えた8戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（4戦1勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のフォーティナイナーズサン賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた10戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のカンパニー賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた11戦目は、2歳戦のスズカマンボ賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

3歳（2011年）

4月29日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた12戦目は、3歳戦のプレセペ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（7戦1勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

6月8日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤千尋騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

6月23日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

6月29日、連闘で迎えた16戦目は、一般C4-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のヒューオンパインをクビ差振り切って2勝目をゲットした。

7月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般C4-1（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月28日、中1週で迎えた18戦目は、下村瑠衣騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた19戦目は、サッポロビール園賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた20戦目は、「がんばれ!ホッカイドウ競馬」賞（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（5戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ヒューオンパインにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月7日、中1週で迎えた21戦目は、「がんばれ!ホッカイドウ競馬」特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は下村瑠衣騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のサクラデスティニーに1馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

9月20日、中1週で迎えた22戦目は、サファイア特別（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で下村瑠衣騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のキングテーストに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

9月29日、連闘で迎えた23戦目は、JAとみかわルシナ美人特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下村瑠衣騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた24戦目は、「がんばれ!ホッカイドウ競馬」特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下村瑠衣騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

11月10日、中3週で迎えた25戦目は、北海道米「ゆめぴりか」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下村瑠衣騎手（5戦2勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

4歳（2012年）

7月19日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた26戦目は、日高町建設協会賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で下村瑠衣騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた27戦目は、サッポロ北海道PREMIUM特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で下村瑠衣騎手（7戦2勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5歳（2013年）

4月24日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた28戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、むろらん3大グルメ特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。