アローナタリー（2000年生、母バードキャット）

アローナタリー（2000年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は栗毛。種牡馬のラムタラ（当時8歳）と交配したバードキャットが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地17戦0勝、地方7戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上C9-2。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

3月8日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5月3日、中7週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず18着に終わった。

9月27日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

4歳（2004年）

1月28日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、米田幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アグネスクラウンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

2月12日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米田幸治騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゲイリーマイハートを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上C9-2（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で米田幸治騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオーヨドボーイに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月26日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C6-3（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で米田幸治騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C7-1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で米田幸治騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイケノチリペッパーに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月3日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C3-2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で米田幸治騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったディグニティバイオにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

5月27日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C3-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で米田幸治騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月29日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

9月26日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた14戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

12月4日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高野和馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた16戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5歳（2005年）

1月15日、中3週で迎えた17戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた18戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

3月27日、中6週で迎えた19戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高野和馬騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

7月16日、中8週で迎えた22戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

8月7日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。