アルアルアル（2005年生、母カーリスケー）

アルアルアル（2005年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリプティックラスカル（当時10歳）と交配したカーリスケーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は久保衛。戦績は、地方13戦4勝2着2回。2007年の兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)で3着に入った他、2007年の園田ジュニアカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、久保衛から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、小林克己セイクリットファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、大作ステーブルによって346.5万円で落札された。

田中範雄厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2007年）

8月22日、デビュー戦は田中学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレガーロに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月11日、中6週で迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアイアンゴールドに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月24日、中1週で迎えた3戦目は、谷川真生騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のプリンスリートロフィー（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタッカールーラーに2馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

11月20日、中3週で迎えた4戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は田中学騎手（2戦2勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月30日、中5週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバンバンバンクに2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

3歳（2008年）

2月13日、中5週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の園田ユースカップ（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

4歳（2009年）

4月16日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた7戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、兵庫の特産品特別（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月3日、中6週で迎えた8戦目は、姫路港開港50周年記念杯（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた9戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上A1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上A1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（3戦0勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキクノアローに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月13日、中1週で迎えた12戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エンタノメガミに3/4馬身交わされて2着となった。

9月2日、中2週で迎えた13戦目は、地方重賞の園田チャレンジカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。