ナイスクラップ（2006年生、母コマケン）

ナイスクラップ（2006年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「拍手喝采、鳥がはばたく音」。毛色は鹿毛。種牡馬のディアブロ（当時19歳）と交配したコマケンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は森田芳男。戦績は、中央平地1戦0勝、地方15戦4勝。主な勝ち鞍は2009年のツインファイター特別。

経歴

デビュー前

山越光厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2008年）

7月4日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳（浦和ダート800m 晴/重）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイティーミキに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月26日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、2歳（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい6着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた4戦目は、2歳（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のバロンフォンテネルをアタマ差振り切って2勝目を挙げた。

3歳（2009年）

1月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のフレッシュジャニアリー特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のツインファイター特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のガッツで渋太く持ち堪えて、最後は2着のフクフクに1馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

3月19日、中4週で迎えた7戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフレッシュマーチ特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

4月26日、中4週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（6戦3勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

5月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳戦の若駒特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（7戦3勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた10戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のローズ賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月29日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、3歳戦の若竹特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエスプリイーグルに4馬身の差をつけて制した。

4歳（2010年）

8月3日、約13か月半の休み明けで迎えた12戦目は、一般C1四（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（8戦3勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた14戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のゴイサギ賞（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

5歳（2011年）

2月28日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。