リュンヌドネージュ（2018年生、母ハーモニックソウル）

リュンヌドネージュ（2018年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「雪月(仏)」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時21歳）と交配したハーモニックソウルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2023年の一般C15。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、によって円で落札された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月7日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

3歳（2021年）

7月18日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

12月12日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

5歳（2023年）

4月28日、約16か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた9戦目は、松本一心騎手を鞍上に迎えて、ウマ娘シンデレラグレイ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた10戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本一心騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したビルボードライブを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月25日、中1週で迎えた11戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C16（笠松ダート800m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた12戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデュークキングに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。