エオルスハルフェ（1997年生、母ビクトリーダンス）

エオルスハルフェ（1997年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時14歳）と交配したビクトリーダンスが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦1勝、地方3戦0勝。2000年の関東オークス(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

1月29日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のシュリケンに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月25日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

5月17日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

12月3日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着に入った。

4歳（2001年）

1月6日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

1月28日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3月3日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた14戦目は、名古屋チャレンジカップガイア賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（9戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（10戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

7月7日、中9週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた17戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、プレアデス特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月11日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（11戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（12戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。