コスモブリーズ（2006年生、母ミユキハルカゼ）

コスモブリーズ（2006年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋風」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時13歳）と交配したミユキハルカゼが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は飯岡牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方29戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飯岡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、飯岡牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ビッグレッドファームによって210万円で落札された。

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月1日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。17頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

11月29日、中3週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。17頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシセイカグヤに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

3歳（2009年）

1月11日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒桜賞（京都芝1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

4月12日、中7週で迎えた6戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた8戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

10月25日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

4歳（2010年）

2月6日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦1勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

4月21日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた16戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月13日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた19戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、メガボルケーノに交わされて2馬身差の2着となった。

9月16日、中1週で迎えた21戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた22戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5歳（2011年）

2月1日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のゴウドウファイトに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

2月15日、中1週で迎えた24戦目は、朧月特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた25戦目は、若鮎特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（7戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

4月22日、中5週で迎えた26戦目は、牡丹特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、スズヒメにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月25日、中4週で迎えた27戦目は、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（9戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のビービーアーチャーをハナ差振り切って3勝目を奪取した。

6月26日、中4週で迎えた28戦目は、りゅう座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

7月14日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（11戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

8月9日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（12戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた31戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

6歳（2012年）

1月30日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた32戦目は、一般C2四五（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（13戦2勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（14戦2勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

3月26日、中5週で迎えた34戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（15戦2勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

4月16日、中2週で迎えた35戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（16戦2勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた36戦目は、一般C2三四（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は横川怜央騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月4日、中3週で迎えた37戦目は、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（17戦2勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた38戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（18戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた39戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の湘南江の島海の女王杯（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた40戦目は、一般C2七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた41戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。