カラリパヤット（2021年生、母ドントテルソフィア）

カラリパヤット（2021年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「インド南部ケーララ地方発祥の武術」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時13歳）と交配したドントテルソフィアが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2025年の三茄子賞(一般C2一二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、金子真人ホールディングスによって1億120万円で落札された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

3月17日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は548kg。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

6月16日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず16着に敗れた。

8月18日、中5週で迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

11月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の百舌鳥特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したレグノにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月11日、中3週で迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブリリアントスピカに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2025年）

1月1日、中2週で迎えた7戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、三茄子賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のストロンゲストに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

2月4日、中4週で迎えた8戦目は、桜草賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカマクラバクフに8馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。