バンデットジョー（1999年生、母シティハンター）

バンデットジョー（1999年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時18歳）と交配したシティハンターが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方21戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上C7。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日高大洋牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、日高大洋牧場から「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、岩戸康次郎によって525万円で落札された。

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

9月8日、デビュー戦は菊池憲太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は412kg。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1000m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊池憲太騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

11月11日、中6週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で菊池憲太騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で菊池憲太騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた5戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

3歳（2002年）

1月7日、中2週で迎えた6戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

1月14日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

2月3日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた9戦目は、B.ドイル騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた10戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

7月14日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

7月31日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のリゲル特別（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月15日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、3歳戦のスピカ特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のボルックス特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林慎一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた15戦目は、吉田賢司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマゼラン特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた16戦目は、渡邊一道騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の紅花特別（上山ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったミラクルパワーから1馬身差の2着となった。

10月20日、中4週で迎えた17戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

12月25日、中8週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた18戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C8（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナナバケを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

4歳（2003年）

1月4日、中0週で迎えた19戦目は、4歳以上C7（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハッコーハピネスに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月28日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C5（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナナバケを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C4（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で永島太郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C4（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で永島太郎騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月13日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上C3（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で永島太郎騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したベネエッセを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

3月25日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C3（姫路ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で永島太郎騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C4（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で永島太郎騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

4月17日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で永島太郎騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマッキーロイヤルを捕まえ切れず、9馬身差の2着となった。

6月6日、中6週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた27戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般B14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

6月27日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた28戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた29戦目は、一般B15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた30戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、一般B15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るフジノマサムネを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

8月13日、中1週で迎えた31戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた32戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず最後はロングホウザンと並んで4着同着となった。

9月18日、中1週で迎えた33戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったグローバルサーバーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。