キングヴァージル（2021年生、母セデュイールⅡ）

キングヴァージル（2021年2月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王様+『活躍する』という意味を持つ人名より」。毛色は芦毛。種牡馬のロードカナロア（当時13歳）と交配したセデュイールⅡが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、加藤裕司によって3,850万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

2月18日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は508kg。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクインズアトリアを半馬身振り切って初白星を挙げた。

4月21日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって16着に敗れた。

4月28日、連闘で迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

7月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの臥牛山特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

7月28日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月14日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり18着に終わった。

4歳（2025年）

3月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

4月19日、中6週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた10戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

6月28日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた12戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

9月6日、中7週で迎えた13戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

11月9日、中8週で迎えた14戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。