モズレジーナ（2016年生、母グランプリエンゼル）

モズレジーナ（2016年5月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+女王(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したグランプリエンゼルが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は上村清志。主な勝ち鞍は2021年の響灘特別(2勝クラス牝)。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

3月17日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、4着に入った。

5月4日、中2週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のカンパーニャに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月18日、中1週で迎えた4戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月11日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの青島特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

9月1日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの若戸大橋特別（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの寺泊特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4歳（2020年）

2月9日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの日田特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

2月29日、中2週で迎えた12戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの豊橋特別（中京芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず14着に敗れた。

5月10日、中9週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

5月16日、連闘で迎えた14戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファイナライズに4馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

5月30日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの洲本特別（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月16日、中8週で迎えた17戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのRKB賞（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサンキューにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月5日、中2週で迎えた18戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの天草特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月17日、中5週で迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/重）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

11月22日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの妙見山特別（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

12月6日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの鳴海特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

5歳（2021年）

1月5日、中3週で迎えた22戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた23戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの響灘特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリーピングリーズンに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

5月8日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの立夏ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた25戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの大垣ステークス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの西日本スポーツ杯（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた27戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの初風ステークス（中山ダート1200m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた28戦目は、3歳以上3勝クラスの天王寺ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

11月6日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの安芸ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

2021年11月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。