ナツリュウオー（2021年生、母リンコリュウオー）

ナツリュウオー（2021年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より+冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のスズカコーズウェイ（当時17歳）と交配したリンコリュウオーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はグローリーファーム。主な勝ち鞍は2024年のSAGAリベンジャーズ。

経歴

デビュー前

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

1月20日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

4月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、石神深道騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石神深道騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた4戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月18日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

9月22日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユウトザイーストに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月13日、中2週で迎えた7戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ロジサビアーレに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月2日、中2週で迎えた8戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、乗馬倶楽部KOKURA記念（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリスキリングに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月24日、中2週で迎えた9戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のフェアリーパインに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月7日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4歳（2025年）

1月14日、中4週で迎えた11戦目は、鷹見陸騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた12戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた13戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、キタサンリボンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月13日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3一二三（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は鷹見陸騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、伸びてきたリンダポッケ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月14日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2十四十五十六（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見陸騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦のクレマチス特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見陸騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた17戦目は、JAいちかわ賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見陸騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた18戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のプルメリア特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマイルケイを上がり2位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って優勝

8月13日、中5週で迎えた19戦目は、一般C2六七八（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は鷹見陸騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では賦性の負けじ魂を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、5着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2五六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見陸騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見陸騎手（7戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた22戦目は、シャーリー・テンプル賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見陸騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。