ピンクタイフーン（1992年生、母ヤマキマリオン）
Pink Typhoon
1992.03.22
ピンクタイフーン（1992年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラシンゲキ（当時15歳）と交配したヤマキマリオンが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はつつみ牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着3回、地方31戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の4歳未勝利。
経歴
デビュー前
高木嘉夫厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（1995年）
1月8日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は446kg。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の負けじ魂を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。
1月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。
2月11日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
2月26日、中1週で迎えた4戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。
3月26日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続でM.ロバーツ騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。
4月23日、中3週で迎えた6戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。
5月6日、中1週で迎えた7戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
6月18日、中5週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったリュウハワイアンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
7月8日、中2週で迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したバネストサンキューにクビ差届かず2着に惜敗した。
7月29日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はリアルオンワードと並んで1着同着となった。
10月28日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。
11月11日、中1週で迎えた12戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。
12月2日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は岩部純二騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。
12月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。
4歳（1996年）
1月6日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。
1月27日、中2週で迎えた16戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したグリーンパラダイスに3/4馬身届かず2着となった。
2月10日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。
2月17日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。
5月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。
6月8日、中3週で迎えた20戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。
7月14日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に終わった。
9月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた22戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、C1ハ（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。
10月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1ニ（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。
11月4日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1ホ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。
11月19日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1ホ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。
12月4日、中1週で迎えた26戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、一般C1ホ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシーザーヒメから2馬身半差の2着となった。
12月11日、連闘で迎えた27戦目は、一般C1ホ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。
12月25日、中1週で迎えた28戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。
5歳（1997年）
1月6日、中1週で迎えた29戦目は、一般A8（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。
1月21日、中1週で迎えた30戦目は、A6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。
2月21日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、田辺弘騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。
3月10日、中1週で迎えた32戦目は、横山誠騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。
4月28日、中6週で迎えた33戦目は、一般C1ニ（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。
5月19日、中2週で迎えた34戦目は、原洋順騎手を鞍上に迎えて、一般C1ニ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。
6月5日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1ニ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原洋順騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。
6月24日、中2週で迎えた36戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で原洋順騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。
7月15日、中2週で迎えた37戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。
7月29日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2ニ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は横山誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。
8月14日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2ホ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。
9月14日、中3週で迎えた40戦目は、一般C2ヘ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田辺弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。
10月2日、中2週で迎えた41戦目は、一般C2ト（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。
10月23日、中2週で迎えた42戦目は、一般C2ト（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。
11月9日、中1週で迎えた43戦目は、一般C2ト（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。
12月18日、中5週で迎えた44戦目は、一般C2ト（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。
6歳（1998年）
1月2日、中1週で迎えた45戦目は、一般C2チ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は原洋順騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。
1月16日、中1週で迎えた46戦目は、一般C2ト（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は田辺弘騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。
1月30日、中1週で迎えた47戦目は、一般C2ト（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺弘騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。
2月12日、中1週で迎えた48戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2ト（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。
2月26日、中1週で迎えた49戦目は、一般C2 C3（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は横山誠騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。
3月15日、中1週で迎えた50戦目は、一般C2ト（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山誠騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。
4月7日、中2週で迎えた51戦目は、中村剛士騎手を鞍上に迎えて、一般C2ヘ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。
4月28日、中2週で迎えた52戦目は、次井武史騎手を鞍上に迎えて、一般C2ヘ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。