エイダイグルメ（1985年生、母エイダイチグサ）

Eidai Gourmet

1985.04.03

エイダイグルメ（1985年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリキアイオー（当時9歳）と交配したエイダイチグサが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）東振牧場。戦績は、中央平地8戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の摺上特別(400万下)。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

2月28日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、ミホナイスボーイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月6日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のホクトスキャットに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月3日、中3週で迎えた3戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

4歳（1989年）

8月26日、約17か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のクイックエリザベスに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

10月14日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下の高湯特別（福島ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で増沢末夫騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の野地特別（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で増沢末夫騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたスプリングボアー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中1週で迎えた8戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の摺上特別（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシルクバードに2馬身半の差をつけて優勝