イージーナウ（2016年生、母プリエミネンス）

イージーナウ（2016年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時13歳）と交配したプリエミネンスが20歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。戦績は、地方7戦3勝2着1回。2018年のブロッサムカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2019年の皐月オープンで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

6月20日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた2戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハッピーフライトに8馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月1日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のユニバーサルレディに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月2日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ6（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦2勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、スナンビンに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月15日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のグレイアンジェラに1馬身半の差をつけて優勝

3歳（2019年）

1月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の岩手一関～世界遺産の隠れ宿～果実の森記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

2月28日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の東京中日スポーツつばき賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

5月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの皐月オープン（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、コスモマーヴィに3/4馬身交わされて2着となった。

11月28日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、銀杏特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイデアドーターに3馬身の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

12月19日、中2週で迎えた12戦目は、株式会社よみうりランド創業70周年賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

4歳（2020年）

1月3日、中1週で迎えた13戦目は、千客万来特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のナスノフラッシュをクビ差振り切って5勝目を奪取した。

1月30日、中3週で迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

2月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のしらこばと賞（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月6日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた16戦目は、啓蟄特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦の’20 ティアラカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた18戦目は、プロキオン特別（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

6月8日、中7週で迎えた19戦目は、桔梗特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月13日、中4週で迎えた20戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、キュンとするまち。藤沢杯（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

9月2日、中6週で迎えた21戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、オーガスト特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

10月14日、中5週で迎えた22戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

2020年11月12日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。