ビワサウス（1987年生、母シャダイシグナル）

ビワサウス（1987年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスアトランテイツク（当時7歳）と交配したシャダイシグナルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の八海山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

6月24日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月9日、中6週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた3戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月7日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、音無秀孝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月14日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で音無秀孝騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったマルブツローヤルに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で音無秀孝騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ダイカツシモフサに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月11日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で音無秀孝騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（1991年）

6月22日、約7か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7月14日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月17日、中4週で迎えた12戦目は、安達昭夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の八海山特別（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安達昭夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のレインボーブラザーに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5歳（1992年）

3月14日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は小池隆生騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。